【パCS】ロッテの暗雲を払うのは〝令和の怪物〟 合言葉は「佐々木朗希に回せ」

第4戦先発の佐々木朗希が流れを変える!(東スポWeb)

パ・リーグのCSファイナルステージ第1戦(10日、京セラドーム)はロッテがオリックスに完封負けを喫し、早くもファイナル突破に暗雲が漂い始めた。とはいえ「最初から0勝1敗スタート」というCSファイナルの規定と相手の初戦先発がエース・山本由伸だったことを考慮すれば、ある程度は「想定内」。井口監督も試合後「山本投手はなかなか打ち崩せるピッチャーじゃないので」と完敗を認めながら「また明日、切り替えてやっていきたい」と次戦を見据えていた。

残り5戦で4勝は確かに厳しい状況だが、今後2試合を1勝1敗で乗り切れれば…。流れは変わるかもしれない。第4戦〝令和の怪物〟こと佐々木朗希投手(20)の登板試合で、チームの雰囲気を一変させられる可能性があるからだ。

現時点でロッテのエース格はシーズン後半戦6試合で2勝無敗の佐々木朗。チームにいい流れを呼び込めるのも安定感抜群の怪物しかいない。6日のCSファーストステージ初戦(対楽天)も佐々木朗の好投(6回4安打1失点)がチームのサヨナラ劇を生み、チームはその勢いのままCSファーストS突破を果たした。今回のファイナルも佐々木朗の登板にこぎつけ勝利すれば、同じく7日に登板し今シーズン10勝を挙げた左腕エース・小島の第5戦登板も現実味を帯びる。そうなれば光明が見えてくる。

「朗希に回せ」を合言葉にロッテは息を吹き返せるか。

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