【新日本】デスペラードが怒り、呆れた〝BOSJとG1の格差〟「お客、どう反応すんの?」

「G1クライマックス」との違いに怒りをあらわにしたデスペラード(東スポWeb)

新日本プロレスのIWGPジュニアヘビー級王者エル・デスペラードが「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」(13日、後楽園で開幕)へ向けリング内外に苦言だ。

開幕を待たずして王者の逆鱗に触れる出来事が勃発した。リーグ戦出場全12選手は、8日の会見冒頭で菅林直樹会長が口頭で発表。9月メットライフドーム大会のビジョンで大々的に発表された「G1クライマックス」との違いが顕著だった。

デスペラードは「会長がしゃべるのが不満なんじゃないよ。スタッフがクソ忙しいのは百も承知なんだけど、それにしたってアナタって話。G1と差がありすぎでしょ。例えばG1(の出場選手を)来年あの発表方法にして、お客、どう反応すんの?」と疑問視する。

こういった不満を発奮材料に変えることなく、本当にただ文句を言うだけの厄介な男だが、初制覇への思いはもちろん強い。「優勝者と俺がドームでやる前哨戦みたいになるのは非常に気にくわない。そうさせないためにも俺が優勝しないといけない」と腕をぶす。

13日の初戦では9月にCHAOSからバレットクラブに電撃加入したSHOと激突。デスペラードは「試合とコメントを見てると、石井(智宏)選手の言ってることがそのままハマんのかな。『だいぶくだらねえ選手になったな』って」と「ハウス・オブ・トーチャー」の一員として悪の限りを尽くすSHOを切り捨てる。

「スパナでぶん殴らなくたって、アイツのもともと持ってる黒いものがあるだろって。それは俺たちもう、散々やってきたし、見飽きてるし。ああ…君、まだそこにいたかって感じだね。今のところ〝出オチ〟みたいになってるんで、ここで何を見せてくれるのか逆に楽しみかな」。挑発的な言葉を並べ、迎撃の自信をのぞかせた。

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