初登院の米山隆一氏が答えた! 妻・室井佑月氏の参院選出馬と「弱点」

取材に答えた米山隆一氏(東スポWeb)

特別国会が10日召集され、衆院選で初当選した議員らが初登院した。新潟5区で無所属ながら当選した元新潟県知事の米山隆一氏(54)は妻で作家の室井佑月氏(51)が一押しのスーツで登院。自民党や日本維新の会から警戒されている米山氏だが、将来的に夫婦で国会共闘の可能性はあるのか?

米山氏は過去4度、国政選挙に立候補するも敗れ、2016年の新潟県知事選で当選したが、在任中に女子大学生への援助交際報道で辞職。再起を期す中の昨年、室井氏と結婚し、衆院選では野党統一候補として、当選していた。

「大変うれしいと思うとともに国の意思決定にかかわるので身の引き締まる思い」と初登院で話した米山氏だが、傍らに室井氏の姿はなかった。

新潟で支援者へのあいさつ回りに奔走しており、米山氏が報道陣との対応中に室井氏から着信があり、「(新潟地盤で立憲民主党副代表の)森裕子さんにちゃんとあいさつしてね」との注文だった。

米山氏の当選は室井氏の支えがあってからこそで、永田町では来年の参院選で、室井氏が抜群の知名度を生かし、全国比例で出馬するのではないかとの見方もある。

米山氏に室井氏出馬の可能性を聞くと「1回は通るかもしれないが、支持者とケンカしてダメになる。野党共闘は好きだから、代議士の妻として、支持を固めるためにあいさつ回りはしているけど、『政治家は無理ね』と言っています。ペコペコし続けられない。どこかでケンカすると(笑い)」。

ちなみに室井氏は現在、ツイッター上で、米山氏の援助交際騒動を蒸し返されたのをきっかけにフェミニズムの論客らと大バトルを繰り広げている。

米山氏は「僕は撤退気味だったが、妻が『よっしゃ、やるで』と。いろんな意見があって、批判されて嫌だというのあるが、同時に互いの本音が見えたりして、面白いと思う人もいれば、政治やジェンダーへの関心も高まる」とスイッチが入った室井氏は止められないという。

室井氏を突き動かす何かがあれば、参院選でサプライズがあるかもしれない。

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