今秋のプロ野球ドラフト会議で西武から6位指名を受けた白鴎大の中山誠吾(なかやませいご)内野手(22)=190センチ、99キロ、右投げ左打ち=が10日、小山市内のホテルで入団交渉し、契約金3千万円、年俸700万円(金額は推定)で合意した。中山は「プロになれたんだなと感じる。恵まれた体格を生かして頑張りたい」と喜びを語った。
中山は宇都宮市出身。青藍泰斗高から白鴎大へ進み、昨秋の関甲新リーグで最多打点(11打点)、最多本塁打(4本)をマークした。長打力と堅守が持ち味でアジア大学選手権の日本代表候補選手にも選ばれた。
記者会見で中山は入団1年目で1軍入りすることを目標に見据え、「長身だと動けない、というイメージを崩したい。ゆくゆくはゴールデングラブ賞を獲得できる選手を目指す」などと抱負を話した。
大島裕行(おおしまひろゆき)編成グループ育成アマチュア担当は「ショート以外でも戦える能力を持っている。さらに磨きを掛けてレギュラー陣に割って入ってほしい」と期待した。