【フィギュア】「かなだい」赤&黒の衣装で公式練習登場! 高橋「たくさん成長してきた」

かなだいカップルが魅せた(東スポWeb)

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯(12~14日、東京・代々木第1体育館)の公式練習が11日に行われ、アイスダンスで北京五輪出場を目指す村元哉中(28)、高橋大輔(35=ともに関大KFSC)の〝かなだいカップル〟が赤と黒の衣装に身を包んで登場した。

氷上に現れた2人は入念にアップした後、フリーダンス「ラ・バヤデール」の曲かけ練習を行った。昨年より進化したツイズル、リフトなどを披露し、一つひとつの動作を丁寧に確認した。練習後の2人はインタビューでも充実の氷上を浮かべていた。

村元は「リフトのレベル、スケーティングスキルなどNHK杯に向けて全てを強化してきました」とこれまでの取り組みを明かした上で「ちょっとしたミスがあってもすぐに修正できたり、リフト中でバランスを崩してもちゃんと最後まで終わらせられる」と成長を実感。一方の高橋も「リフトの安定感だったり、先シーズンに比べてだいぶ変わってきました。滑っている時の距離感、組んだ時のポジショニング…たくさん成長してきたと思いますが、まだまだな部分もそれ以上にたくさんある」と進化と課題を挙げた。

今季初戦に米フロリダの競技会ではリズムダンス84・74点、フリー129・70点の合計214・44点をマーク。国際スケート連盟非公認だが、昨年の全日本選手権(151・86点)から約60点もアップした。村元は「国際試合がそんなに甘くないのは承知の上」としつつも「それくらい演技を見て良かった印象があったからこそ高い点を頂けたと思ってる。それを自信に変えて、国際大会のジャッジの方にも良い評価をもらえるように頑張りたい」と抱負を口にした。

今大会、高橋にとってはアイスダンサーとして初めてのISU公認の国際大会。シングルで世界を取った男は「不安な部分もあったんですけど、空気も少しずつつかめた」とはにかみつつ「楽しんでできたらいいなと思っています」と最後は笑みを浮かべた。

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