【ボクシング】田中恒成「過去最高に強い姿見せる」12・11石田巧戦で必勝誓う

ポーズを取る(左から)田中恒成、畑中清詞会長(畑中ジム提供)

元世界3階級王者の田中恒成(26=畑中)が11日、オンラインで会見を行い、IBF世界スーパーフライ級5位の石田巧(29=井岡)とのノンタイトル10回戦(12月11日、名古屋国際会議場)に向けて「過去最高に強い田中恒成を見せたい」と意気込みを語った。

世界最速で3階級を制した田中は、昨年大みそかにWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔に挑むもTKO負け。これがプロ初黒星となり、約1年ぶりの復帰戦になる。「これまで取り組んできたところは距離感だったり駆け引きと周りから見えづらい部分が多かった」と話し、現在はガードの高さやディフェンス面に意識を置いて練習を続けているという。「より丁寧になった分、おおざっぱな感じがなくなったボクシングを見せたい」

今月3、4日にはWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(大橋)とスパーリングを行い「試合のような緊張感で練習できた」と充実の時間を過ごした。また、この日は畑中ジムが試合を約700人の観客を入れて行うことを発表。岐阜出身の田中は〝地元開催〟に「無観客にならず本当によかった。うれしく思います」と必勝を誓った。

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