新潟県南魚沼保健所管内で新たな新型コロナウイルス感染症患者、また三条市ではワクチンを4回接種する事案が発生

感染症対策・薬務課の星名秋彦課長(写真右)

新潟県は11日15時30分、南魚沼保健所管内で県内8025例目となる新型コロナウイルス感染症患者が1人確認されたと発表した。

8025例目は南魚沼保健所管内在住の20歳代会社員。性別は非公開。県外移動歴がある。

また県は同日、すでに2回のワクチン接種を終えた50歳代男性が、三条市内の医療機関で3回目・4回目の接種を受ける事案が発生したと発表した。

当該男性は、7月8日と8月5日にサンビレッジ弥彦にて実施した職域接種で、接種券無しでモデルナ社製のワクチンを2回接種していた。なお、7月初旬の段階では接種券の配布が接種後になる場合もあったという。その後、三条市から接種券が届いたことから市内の個別接種会場へ赴き、9月29日と10月20日にファイザー社製ワクチンを再度2回接種した。

三条市が市外での職域接種記録をシステムに登録する際に、4回の接種をしていることが判明した。

男性は3回目の接種の際、ワクチンの種類が異なることから、「ワクチンを打つのは初めて」と申告しており、県では今回の会見で、「ワクチンは同一メーカーのものを2回接種することが原則である」点と、「3回目接種は2回目接種から8ヶ月以上が経過した人が対象となる」点を改めて呼びかけた。

感染症対策・薬務課の星名秋彦課長は「医療機関では、『モデルナ製のワクチンを打ってはいないか』など、丁寧に予診をすることをお願いしたい。それ以外に再発防止策はない。以前には別の自治体で接種回数の確認ミスがあったが、今回は本人の誤解によるところが大きい」という。

県の注意喚起

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