2022年1月7日より劇場公開される、阪本順治監督、豊川悦司主演の映画「弟とアンドロイドと僕」の、予告編が公開された。
公開された予告編は、フードをかぶった桐生薫（豊川悦司）が不気味に廊下を歩くシーンから始まる。大学でロボット工学を教える桐生は、周辺の人間から奇妙な目で見られながら、もうひとりの“僕”として、アンドロイド開発に没頭する生活を送っていた。ある日、義理の弟（安藤政信）が桐生のもとを訪れ、寝たきりの父親が自分の名前をつぶやいている事を知り、父親の延命処置を希望するも断られてしまう。家族からも見放されてしまった桐生のもとに、自分と同じく存在意義を見いだせない謎の少女（片山友希）が現れる。
少女は一体何者なのか、桐生がもう一人の“僕”を作っている目的は何なのか。謎の多い予告編となっている。
「弟とアンドロイドと僕」は、「もう一人の“僕”」として、自分そっくりのアンドロイド開発に没頭する孤独なロボット工学者を描いた作品。阪本順治監督が、自身による人生観を色濃く反映させた、「究極の孤独」を描く。主役の桐生薫を演じるのは、多くの阪本順治作品に出演してきた豊川悦司。阪本監督は脚本執筆前から主演に豊川をイメージしていたといい、ルックスや空気感も含めた役者としての豊川の持ち味を生かしつつ、特異なキャラクターを創造した。桐生の義理の弟を安藤政信が、父親役をベテランの吉澤健が務めるほか、風祭ゆき、本田博太郎らが脇を固めている。
【作品情報】
弟とアンドロイドと僕
2022年1月7日(金）より kino cinéma横浜みなとみらい・立川髙島屋S.C.館・天神 ほか全国順次公開
配給：キノシネマ
© 2020「弟とアンドロイドと僕」FILM PARTNERS
