潔癖症=林遣都 視線恐怖症=小松菜奈 不器用でかわいらしいリハビリデート 「恋する寄生虫」本編映像

11月12日より劇場公開される、三秋縋の同名小説を林遣都と小松菜奈のダブル主演で映画化した「恋する寄生虫」から、「誰もが普通にしていることをやってみたい」と願う、潔癖症の高坂(林遣都)と視線恐怖症の佐薙(小松菜奈)の2人が、人生を変えるために奮闘する姿を切り取った本編映像が公開された。

一緒にいると潔癖症と視線恐怖症がわずかに和らぐことを感じた高坂と佐薙は、お互いの恐怖症を克服するための“リハビリデート”を計画。“普通のこと”ができるようになりたいと願う2人は、特別なことのない”普通のデート”を実行する。

本編映像で描かれる第一関門はバス。ぎこちなく乗車しながらも平静を装う高坂は、つり革をつかまないようにする。だが、発車時の揺れでバランスを崩して危うくつり革をつかみかけてしまうものの、。間一髪でつり革の上の手すりをつかむ高坂。そんな滑稽な姿を見せる高坂を、佐薙はヒジで小突く。

第二関門はカフェでの注文。「ご注文は?」と明るく店員に聞かれた佐薙は、目を泳がせながら、「ピザ」「コーラ、コーラ…」と単語のみで精一杯注文する。第三関門は食事。人の手によって作られたものを食べられない高坂にとってはここが最難関。両手にピザを持ちながら「おいしい」と口いっぱいにほおばる佐薙の姿に背中を押され、意を決してビニールの手袋をした震える手でピザを口に運ぶ高坂だったが、結局はギブアップしてしまう。

人と距離を置いて生活をしながらも、心の底では“普通”になることを心から願っている高坂と佐薙。そんな2人の、不器用ながらも、けなげでかわいらしい姿が切り取られたシーンとなっている。

「恋する寄生虫」は、極度の潔癖症から誰とも人間関係を築けずに孤独に生きる青年・高坂賢吾と、寄生虫が好きで視線恐怖症に苦しむ不登校の女子高生・佐薙ひじりによるラブストーリー。15万部を突破した三秋縋の同名小説を原案としている。「ドラゴン桜」や映画「犬部!」の林遣都が高坂を、「溺れるナイフ」「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」「糸」などでラブストーリーのヒロインを演じてきた小松菜奈が佐薙を演じる。CMやミュージックビデオを手がけてきた柿本ケンサクが監督を務め、「長い散歩」「眉山―びざん―」の山室有紀子が脚本を担当している。

【作品情報】
恋する寄生虫
2021年11月12日(金)全国ロードショー
配給:KADOKAWA
©2021「恋する寄生虫」製作委員会

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