政変で医療事情悪化のミャンマー 日本人向けにオンライン医療相談

オンライン医療相談のデモンストレーションをする三思会の野村直樹理事長(同会提供)

 今年2月の政変で医療事情が悪化しているミャンマーの日本人向けに、日本語で医療相談を受けられるオンラインサービスが12日から始まる。厚木市船子で東名厚木病院を運営する社会医療法人社団三思会(野村直樹理事長)が、海外向けオンライン医療相談のMedifellow(メディフェロー、東京都港区)と提携し、国内で初めて実施する。

 三思会は2019年から、同国最大の都市ヤンゴンに診療所を開設していたが、政変により今年4月に一時休止。同国内に日本の医療機関の診療所がなくなったことから「けがや病気のニュアンスを詳しく伝えやすい日本語で相談したい」という在留邦人のニーズに応じる。

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