【セCS】ノーノーの屈辱に「ばいがえしだ!!」 ヤクルトナインが奮起した?つば九郎の“圧”

ヒーローの塩見(左)、高橋(中)とポーズをとるつば九郎(東スポWeb)

ヤクルトはCSファイナルステージ第2戦の巨人戦(11日、神宮)に5―0で勝利。2試合連続の零封勝ちで、アドバンテージを含めて3勝0敗とした。セ・リーグ制覇に続き、日本シリーズ進出にも王手をかけた。

因縁の一戦だった。2018年10月14日に行われたCSファーストステージで2位・ヤクルトは3位・巨人と対戦。同じ神宮球場でヤクルト1敗で迎えた第2戦の巨人先発がこの日と同じ菅野だった。

その菅野にCS史上初のノーヒットノーラン。あの悔しさは決して忘れていない。試合前につば九郎が「こんやはわすれられない わすれてはいけない あのCSのりべんじをするひです!!!」とぶち上げた。

さらに「これからも かならずたいせんする Gえーすに~ こんやは『ばいがえしだ!!』」「TOKYO卍りべんじゃーず」とナインにスケッチブックで呼びかけ、山田、村上に向けて「きせつはずれの じんぐうはなびたいかい でっかいのをうちまくります」とプレッシャーをかけまくった。

その〝言葉〟に呼応するように投打がかみ合った。先発の高橋が6回2安打無失点の好投を見せれば、後続の投手陣も無失点でつないだ。そして打線も奮起した。

2回一死満塁で西浦が先制の犠飛。1―0の6回二死満塁からは投手・高橋の代打・川端が押し出し四球で2点目を挙げた。そしてなおも二死満塁で塩見が、左中間を深々と破る走者一掃の3点適時三塁打。菅野をKOして試合を決めた。

高津監督は「(6回の)あそこまで(高橋)奎二がゲームをつくれたのもすごく良かったと思いますし、後ろを投げた3人もしっかりピシャリいってくれたので。明日に勢いが続いてくれたらなと思いますね」と話した。3年前のリベンジを果たしたヤクルトがこのまま日本シリーズまで突っ走る。

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