「君の名前で僕を呼んで」の監督であるルカ・グァダニーノが製作総指揮を務めた、ドキュメンタリー映画「白いトリュフの宿る森」が、2022年2月18日に公開されることが決まった。
「白いトリュフの宿る森」は、世界で最も希少で高価な食材であるアルバ産の白トリュフの産地である北イタリアのピエモンテ州で、伝統的な方法で白トリュフを探す老人たちを追ったドキュメンタリー。危険のつきまとう森の奥深くで老人たちは、犬とともに宝探しを楽しむように白トリュフを探す。長年連れ添った妻や友人にさえも絶対にトリュフが実る場所を決して明かさない老人たち。約3年間にわたり彼らの生活に入り込み、信頼関係を得たうえで撮影された、大地に寄り添い、時の流れが止まったような純粋で美しい暮らしをする老人たちの姿が収められている。
昨年1月に第36回サンダンス映画祭でお披露目されたのをきっかけに、批評家たちの間で”異彩を放つドキュメンタリー”として瞬く間に話題となったという本作。第73回カンヌ国際映画祭、第45回トロント国際映画祭のほか、テルライド、ニューヨーク、テッサロニキ、トリノ、サン・セバスティアン、台北など数々の国際映画祭で正式上映された。第73回全米監督協会賞と第35回全米撮影監督協会賞を受賞し、合計20部門にノミネートされる評価を受けた。さらに第92回ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞では、TOP5ドキュメンタリーにも選出された。
あわせて予告編が公開された。予告編のナレーションを務めるのは声優の津田健次郎。優しく語り掛けるような津田の声が、誰も見た事のない、まるでおとぎ話のような秘密の世界へと誘う。津田は、「そこは老人達と犬だけが知っている秘密の森。希少な白トリュフを狩る老人達の静かな生活を淡々と描く御伽噺の様な世界。老人達と犬その家族の物語は微笑ましく、時に深刻でもある。穏やかな田舎の風景、彩り豊かな深い森が心に沁みる。優しい映画です」とコメントを寄せている。
【作品情報】
白いトリュフの宿る森
2022年2月18日（金）Bunkamuraル・シネマ他ロードショー
©2020 GO GIGI GO PRODUCTIONS, LLC
