本県マグロ船も軽石影響 長期化、経営悪化懸念

 小笠原諸島の海底火山噴火で生じた大量の軽石が鹿児島県や沖縄県周辺の海を漂流している問題で、同海域などで操業する県内のマグロはえ縄船約90隻にも影響が出始めている。漁業者は軽石を避けて航行しなければならず、軽石を吸い込んで船に異常が生じた例もある。燃油高騰も続いていることから、関係者は「長期化すると経営悪化を引き起こしかねない」と、今後の動向に神経をとがらせる。

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