「台湾は悪の中国共産党に降伏しない」投稿のNBA選手に蔡英文総統「リスペクト!

ツイッターで台湾支持を表明したカンター(ロイター)

中国政府と習近平国家主席を猛批判し、来年2月の北京五輪ボイコットを訴える米バスケットボール・NBAセルティックスのエネス・カンターが、今度は台湾支持を表明。台湾の蔡英文総統が反応する事態に発展している。

カンターは11日、自身のツイッターで台湾の旗である「青天白日満地紅旗」や「民主・独立」などのアイコンが刻まれたスニーカーの写真を投稿。「台湾は悪の中国共産党に降伏しない。台湾は民主的で自由な国。台湾と共に立ち、台湾の将来は台湾の人々によって決められなければならない。台湾は中国の一部ではない。そして今後も決してそうならない!」と記した。

これに対し、台湾の蔡総統はフェイスブックでカンターに敬意を表明。「今日は、NBA選手のエネス・カンターに『リスペクト!』を贈りたい。台湾と自由と民主主義の価値観に立ってくれてありがとう阿坎(カンターの台湾でのニックネーム)。あなたの試合でのパフォーマンスを応援します!」と感謝の言葉を述べた。

カンターはこれまでも「大量虐殺の中国政府とその背後にいる不安定な暴君・習近平は、来たる冬季五輪の開催を許されてはならない」「ノーと言おう 北京五輪!」と投稿したり、中国政府によるチベット弾圧を猛批判している。

中国側も何らかの反応に出てきそうだ。

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