センバツ21世紀枠の神奈川県候補校に日大 県高野連

来春の選抜大会の21世紀枠県候補校に決まった日大=9月、サーティーフォー保土ケ谷球場

 県高野連は12日、来春の第94回選抜高校野球大会(甲子園)の「21世紀枠」県候補校に、日大(横浜市港北区)を推薦すると発表した。同校が選出されたのは86、88回大会に続いて3度目。

 日大は今秋の県大会でベスト8入り。優勝した東海大相模に準々決勝で敗れたが、小技を使った攻撃を武器に手堅く勝ち上がってきた。

 1930年創部で春夏を通じて甲子園出場はない。夏の神奈川大会は54、65、67、82年と4度決勝に進出したが、いずれも準優勝に終わっている。

 全56人の部員は自宅通学で土曜日の授業実施、他部とのグラウンド共用など活動に制約がある中、工夫を凝らした練習を重ねてきた。10年以上に及ぶ奉仕活動で地域貢献にも尽力している。

 伊藤謙吾監督(49)は「日ごろの活動を評価していただけた。推薦されたことに恥じないよう今後も頑張っていきたい」と話した。

 21世紀枠は今後、関東・東京地区の8校から1校を選出。来年1月28日の選考委員会で全国9地区から3校が代表に決まる。

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