巨人が外国人選手を再編成 ビエイラ、ウィーラーら慰留 ハイネマンは退団へ

退団見通しのハイネマン(東スポWeb)

巨人は12日のヤクルトとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第3戦(神宮)で引き分け、規定により敗退が決定。今季のすべての戦いが終了した。チームは止まることなくV奪還に向け外国人選手再編成に着手していく。

CSファイナルで巨人はセ王者・ヤクルトに1勝もできず敗退。巻き返しに向けた戦力補強ではFA市場の動向を慎重に見極めていく方針で、トレードや新外国人選手の調査と獲得に力を入れる。

球団は現在在籍している守護神のチアゴ・ビエイラ投手(28)をはじめルビー・デラロサ投手(32)、C.Cメルセデス投手(27)、ゼラス・ウィーラー内野手(34)とは来季への契約交渉を進めていく見込みだ。

今季途中から抑えを任されたビエイラは8月に国内最速となる166キロをマーク。56試合で防御率2・93、19セーブを挙げる活躍を見せた。また、昨季まで守護神を務めたデラロサは、今季は主にセットアッパーとして46試合に登板。防御率2・83、13ホールド、7セーブと救援陣の中核として欠かせない存在となっている。

さらに5年目左腕・メルセデスは先発ローテを守り17戦で防御率3・77、7勝5敗の成績。五輪ではドミニカ共和国代表のエースとして銅メダルに貢献した。

気迫あふれるプレーなどでムードメーカー役でもあるウィーラーは、シーズンを通してチームをけん引。121試合で打率2割8分9厘、15本塁打、56打点とテームズ、スモークの新助っ人2人が途中退団となった非常事態をカバーした。

なお、8月に途中加入し、体調不良を訴えて9月末に帰国したハイネマンとは契約交渉せず、このまま退団となる見通しとなっている。

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