フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦のNHK杯2日目(13日、東京・代々木第1体育館)の公式練習が行われ、アイスダンスで北京五輪出場を狙う〝かなだい〟こと村元哉中(28)&高橋大輔(35=ともに関大KFSC)が氷上練習を行った。
午前7時40分、手をつないでリンクに登場。ウオームアップを終えると上着を脱ぎ、村元はワインレッド、高橋は深緑の衣装でツイズル(多回転ターン)、ステップなどを入念に合わせた。結成2年目、想像と絶する練習量によって大きな進化を遂げ、いまやアイコンタクトで動作を確認する以心伝心ぶりだ。
フリーの「ラ・バヤデール」の曲かけ練習では振り付けを丁寧にチェック。曲調が変化した後半はリフトもきっちり行った。前日のRDでは「ソーラン節&琴」で歌舞伎、忍者、浮世絵など「和」のテイストを表現したが、この日は雰囲気が一変。クラシックバレエの世界観を体現する。
かなだいはRD70・74点で6位。北京五輪「1枠」を争う〝夫婦カップル〟小松原美里、尊(ともに倉敷FSC)の68・13点を上回っている。フリーの演技は午後3時17分にスタートする。