朝鮮労働党の機関紙・労働新聞(11月12日付)は資本主義社会を全面的に批判する署名入りの論説を掲載した。
新聞は、「人々の間に不信と反目、憎悪と敵対の関係が深まり破滅へと至るのが資本主義社会だ」と指摘した。
その理由は「極度の人間憎悪思想と弱肉強食の法則が社会を支配しているため」だという。
そして「金がある者は金がない者を害し、弱者は強者に食われるしかないのが資本主義世界固有の生存原理」であり、「人間の道徳意識が抹殺されている資本主義社会は今、あらゆる社会悪と不倫・背徳の展示場になっている」と主張した。
新聞によると「社会制度の腐敗は、人間の精神的な破壊から始まる」のだという。