村田諒太 ゴロフキン戦の下馬評不利も…一部海外メディアが勝利予想 勝者はカネロと大一番か

ゴロフキン(左画面)とのビッグマッチが決まった村田(東スポWeb)

〝世紀の一戦〟の海外の反応は――。WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太(35=帝拳)とIBF世界同級王者のゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)の統一戦がついに正式発表。巨大な金額が動くビッグマッチとして大注目を浴びるこの一戦を、各海外メディアも大きく報道している。

相手が世界的な名手とあって、そのほとんどがゴロフキン有利との論調だが、米メディア「ボクシングニュース24/7」は、村田の有利を予想する。

同メディアは「ゴロフキンは(2020年12月の)カミル・シュメルタ(ポーランド)との試合では、動きが鈍く老けた印象を受けた。また、その前の(19年10月の)セルゲイ・デレビアンチェンコ(ウクライナ)の判定勝ちも物議を醸した」と言及。年齢からくるゴロフキンの衰えを指摘し、村田がつけ入る隙アリと伝えている。

また、勝者の今後を予想するメディアもある。米メディア「バッドレフトフック」は「この試合に勝った者には〝カネロ〟サウル・アルバレス(メキシコ)との巨額ファイトが待っているかもしれない」と報じた。アルバレスは4階級制覇王者で世界スーパーミドル級4団体統一王者のメキシカンスター。過去2度にわたり激戦を演じたゴロフキンにとっては、村田戦の勝利が、待望の第3戦につながるカギになりそう。

もちろん、村田にとっても勝てば、より魅力ある未来が待っている。果たして大一番はどんな結末を迎えるか。

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