九州の川きれいに 日向で意見交換

 九州各地の河川で環境保全などに取り組む団体が活動を発表する「九州『川』のワークショップin日向」は7日、日向市役所と各地をオンラインでつないで開いた。
 県内10団体を含む九州の29団体が参加。このうち、同市の東郷学園小学部4年生は耳川で行った6項目の水辺調査の様子を発表し、「耳川はきれいな川だと分かり、東郷の自然を大切にしようと思った」とまとめた。
 九州電力耳川水力整備事業所は台風など大雨による出水時、土砂を河川に流して水位の上昇を抑える「ダム通砂運用」を説明。耳川広域森林組合は、林業が環境に果たす役割について日向高校フロンティア科の生徒と取り組んだ課外型学習の様子を紹介した。
 同ワークショップは九州の河川流域で活動する団体や企業、学校などの意見交換の場として年1回、各県持ち回りで開かれている。

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