渋野日向子 “23歳の変化” 予告 15日の誕生日を前に「いくらでも変われるし、伸びしろもある」

夕暮れ時まで練習を続けた渋野日向子(東スポWeb)

女子ゴルフの渋野日向子(サントリー)が、23歳の誕生日を迎える15日を前に〝新たな変化〟を予告した。

22歳最後の大会となった国内ツアー「伊藤園レディス」(12~14日、千葉・グレートアイランドC)は残念ながら予選落ち。良い締めくくりとはいかなかったが、渋野はこの1年を「いろいろ挑戦した1年でしたが、ホントにいろんな人に支えられて、調子が悪いときでもたくさんのスポンサーさんだったり、家族が応援してくれてここまで頑張ってこられたと思います。年をとるたびに、周りの人や家族へのありがたさを感じています」と振り返った。

22歳の1年は、今年から着手したスイング改造の結果が伴わないこともあって、当初は反対の声も多かった。自身の耳に入っていたが、信念を曲げず、努力を重ね、10月の国内ツアー2勝につなげた。2019年「AIG全英女子オープン」制覇などの実績を残したスイングに手を加えるのは勇気がいることだが、さらなる高みを目指して変わることを恐れなかった。来月には米ツアー予選会を控え、かねて本格参戦を見据えていたこともある。

晴れて予選会を突破すれば、来季から米ツアーメンバーとなる。23歳の1年も、さらなる飛躍を期待される中、「いくらでも変われるし、伸びしろもあるなと感じられる(22歳の)1年間だったので、これからは、もっともっと自分が変わることを恐れないように、前を向いてやっていけたらいいかなと思います」と決意。もちろん変えることありきではないが、〝今までの自分〟にとらわれない姿勢でひたすら進化を求めていく。

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