【伊藤園レディス】稲見萌寧が圧勝劇でツアー通算10勝目「自分でもびっくりするくらいパターが入ってくれた」

圧勝でツアー通算10目を飾った稲見萌寧(東スポWeb)

国内女子ツアー「伊藤園レディス」最終日(14日、千葉・グレートアイランドC=パー72)、賞金ランキングトップで東京五輪銀メダルの稲見萌寧(22=都築電気)が節目のツアー通算10勝目(今季9勝目)を飾った。首位から出た最終ラウンドは7バーディー、ノーボギーの65で回って、通算17アンダーまでスコアを伸ばした。

2位の上田桃子(ZOZO)と1打差首位でスタートした最終ラウンドは、危なげないゴルフで逃げ切った。前半2つ伸ばすと、後半はギアを上げてさらに5つ伸ばして、2位以下の追い上げを許さなかった。ピンチらしいピンチもなく、終わってみれば、2位に9打差をつける圧勝。稲見は優勝インタビューで「自分でもびっくりするくらいパターが入ってくれた」と振り返るほどだった。

賞金女王争いでは大会前に賞金ランク2位・古江彩佳(富士通)に約400万円差に詰め寄られていたが、優勝賞金1800万円を加算して約1600万円差に広げた。来週の「大王製紙エリエールレディス」で優勝すれば、古江の順位次第で賞金女王が確定する可能性がある。

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