マイナーのゴールドグラブ賞 有望株ラッチマン、パチェらが受賞

ローリングス社とマイナーリーグ機構は日本時間11月13日に「MLBネットワーク」の番組内で今季のマイナーリーグのゴールドグラブ賞の受賞者を発表。「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングで全体トップ100以内にランクインしている選手では、1位のアドリー・ラッチマン(オリオールズ/捕手)、38位のクリスチャン・パチェ(ブレーブス/外野手)、66位のニック・プラット(ロイヤルズ/一塁手)、89位のマイケル・ハリス(ブレーブス/外野手)の4人が選出された。

ラッチマンは2019年ドラフト全体1位指名でオリオールズに入団した超有望株。確実性と長打力を兼ね備えた打撃のみならず、守備への評価も非常に高く、リード、ブロッキング、スローイングとすべての面でハイレベルな能力を持っている。プラットは主に打撃面で飛躍の1年を過ごしたが、守備面でも安定感を発揮。一塁手としては肩が非常に強いのも特徴だ。

パチェとハリスはともにブレーブス傘下の外野手。パチェは広大な守備範囲と強肩を兼ね備え、打撃面が向上すれば今すぐにでもメジャーでレギュラーを務めることのできる逸材である。ハリスは強肩への評価が非常に高く、今季はA+級の92試合で10補殺を記録するなど、その強肩ぶりを遺憾なく発揮した。

前述の4人のほか、二塁のマイケル・マッシー(ロイヤルズ)、遊撃のホゼ・テナ(インディアンス)、外野のブレントン・ドイル(ロッキーズ)、投手のドレイ・ジェイムソン(ダイヤモンドバックス)はいずれも「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングでトップ30以内にランクインしている選手。それ以外の受賞者は、三塁のジャレッド・トリオーロ(パイレーツ)だけだった。

今季のマイナーリーグのゴールドグラブ賞に選ばれた9名は以下の通り(カッコ内は所属チームとプロスペクト・ランキングの順位を表す)。

捕手:アドリー・ラッチマン(オリオールズ/全体1位/球団1位)
一塁:ニック・プラット(ロイヤルズ/全体66位/球団3位)
二塁:マイケル・マッシー(ロイヤルズ/球団28位)
三塁:ジャレッド・トリオーロ(パイレーツ)
遊撃:ホゼ・テナ(インディアンス/球団12位)
外野:マイケル・ハリス(ブレーブス/全体89位/球団4位)
外野:ブレントン・ドイル(ロッキーズ/球団7位)
外野:クリスチャン・パチェ(ブレーブス/全体38位/球団1位)
投手:ドレイ・ジェイムソン(ダイヤモンドバックス/球団17位)

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