WBC王者・矢吹正道が激白! 拳四朗との再戦に「向こうの思い通りで気にくわない」

取材に応じた矢吹(東スポWeb)

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ(9月22日)の〝バッティング騒動〟をへて前王者・寺地拳四朗(29=BMB)との再戦が決まった現王者・矢吹正道(29=緑)が15日、愛知・名古屋市の緑ジムで本紙の取材に応じ、再戦決定の心境を激白した。

この日の午後1時、同試合プロモーターの真正ジム・山下正人会長、拳四朗の父でBMBジムの寺地永会長、矢吹陣営の緑ジム・松尾敏郎会長が会見を行い、両陣営はWBCの再戦を合意。そして午後5時半、緑ジムに来た矢吹は再戦決定を受けて「スッキリはしていない。全て向こうの思い通りに事が運んでいるのは気にくわない」と第一声。

さらに、矢吹は「向こうはWBCに圧力をかけているみたいで、それでリマッチが認められた。傷で止められたなら分かるんですけど、バッティングと試合結果は関係ない。拳四朗の功績が称えられたのは分かりますが、向こうの会見とかがジワジワ効いて、JBCも動かざるを得なくなったんじゃないか」と思いのたけをブチまけた。

再戦は来年春の予定。今度は王者として迎えるが「おそらくジャッジにしろ、レフェリーにしろ、挑戦者並みに厳しく取られるんじゃないか」と懸念したが、続けて「でも自分はスタイルを変えるつもりない。前みたいにお構いなしにいくつもり」とキッパリ。

最後は「拳四朗には何も思うところはない。やるならさっさとやりたいですね」と前向きに話した。

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