鍼灸院患者殺害 起訴内容認める 広島

去年廿日市市の山中で切断された女性の遺体が見つかった事件の初公判が開かれ、被告の男は起訴内容を認めました。

起訴状などによりますと鍼灸師の森岡俊文被告(60)は去年3月借金およそ2300万円の返済を免れる目的で患者の山崎好恵さん(当時64歳)の首を絞め殺害したうえ7000万円以上を奪った強盗殺人の罪に問われています。

さらに、遺体を切断し、廿日市市の山中に埋めた罪などでも起訴されています。

15日の初公判で森岡被告は、起訴内容に間違いがないかという裁判官の問いかけに「ありません」と答えました。

検察側は「一定の計画性のもと強固な殺意に基づいた犯行」で「強盗殺人後の行動が悪質」と主張した一方、弁護側は「犯行は衝動的で計画性はない」(死体を切断したことについては「強い意志があったわけではない」と主張。量刑が争点となっています。

裁判員裁判の判決は24日に言い渡される予定です。

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