福山・明王台主婦殺人 逮捕の男を起訴

2001年福山市・明王台の自宅で主婦が殺された事件。逮捕・送検された男が15日起訴されました。

制服に身を包み最前列で写真におさまる男、地域を守る役割を果たす消防団で副分団長を務めていました。

2001年、福山市の新興住宅団地明王台で自宅にいた当時35歳の主婦が果物ナイフで腹を刺されるなどして殺害された事件。

時計の針が再び動き始めたのは10月25日でした。

県警 上新宏一刑事部長「福山西警察署捜査本部は本日午後5時30分被疑者を当署において殺人罪で通常逮捕しました」

逮捕されたのは福山市西新涯町の無職竹森幸三被告(67)。捜査関係者によると逮捕のきっかけは夏ごろ、別の銃刀法違反事件の捜査の際、任意でDNAを採取されたことだといいます。

県警もDNAには発生当初から着目。今年4月捜査員に協力した男性は「『DNA鑑定に協力できる方を順番にお願いしてまわっているところです』と警察が来た。うちにくるくらいだからお願いをする人はものすごい膨大な数だと思う。(警察の)執念というか、すごい意気込みは感じた」

竹森被告が犯行当時、金に困っていたという複数の知人からの証言もあり、事件の真相の解明がまたれます。

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