【陸上】青学大・原監督「チャラは最高の褒め言葉」逆境を恐れない原動力は〝モテたい〟から

原晋監督(東スポWeb)

青学大の原晋監督(54)が〝挑戦者〟の道を歩む理由を語った。

15日に都内で行われた大手ガス器具メーカー・パロマ代表取締役会長兼社長の小林弘明氏との対談インタビューに出席。司会者が2人に「失敗を恐れずに挑戦し続ける原動力は?」と問うと、小林氏は「端的に言えば『モテたい』から」と回答。原監督も「大正解だと思う。私は日頃から言っているが『青山学院はチャラい』って言われるのは最高の褒め言葉だ。『モテたい』って心は僕の心にバシッと響きました」と賛同した。

モテたいとの思いがどう原動力とひもづくのか。原監督は「この世の中に生まれてきて、自分の良さを表現して、それが社会に認められ『ありがとう』って言われたときは、これほどうれしいことはない」と説明。「モテる=周囲から自分の価値が認められること」につながるからこその言葉だと明かした。

この思いがあるからこそ、箱根駅伝でも勝ちだけに執着していない。「箱根駅伝を通してみなさんに元気をお伝えしたい。正月の箱根駅伝を見て『今年1年間頑張ろう』って思ってもらえるようなレースをして、多くの人に勇気や元気や感動をお届けしたい。個人的な話になるが『原にちゃんと仕事を与えたらこいつはきちんとやる男』だと証明したいので、頑張っている」

中京大出身で箱根駅伝を経験していない原監督が常勝軍団を作り上げた裏には〝モテたい〟という純粋な思いが隠されていた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社