巨人・原辰徳監督(63)が15日、東京・大手町の読売新聞東京本社を訪れ、来季も続投することが正式決定した。
CSファイナルステージでの敗退が決まり、この日は山口寿一オーナー(64)にシーズン終了の報告を行った。オーナー側からは新たな契約を打診され「3年という年数をいただき、頑張りますということになりました」と明かした。
2018年オフに3度目の指揮官就任となった際、オーナーから編成権も委ねられ、いわゆる「全権監督」としてリーグ2連覇、3位という結果に導いた。次の3シーズンはどうなるのか。指揮官は「『全権』というのはよく言われるんだけど…」と表現については苦笑いを浮かべつつも「まあ、意見というものは言えるというポジションはあるということでしょうね」と話した。
もちろん「最終的にはオーナーとも球団社長とも副代表とも相談しながら」と話し合いながら物事を進めていくが、来季はV奪回が至上命令となる。任期がまっとうされれば、第3次政権は6年間となる。「我々はプロ野球である以上、強いチームをつくり、そしてファンに愛されるチームをつくる。そこのところだけは譲れないところ」と決意を新たにした。