大黒摩季 母・美也子さんの永眠を報告「家族や周りを大切にする『愛のひと』でした」

大黒摩季(東スポWeb)

歌手の大黒摩季が15日、自身の公式ホームページで母親が亡くなったことを報告した。

大黒は「大黒摩季から大切なお知らせ!」として「去る2021年11月12日金曜日 15時55分、私の母、大黒美也子が享年83歳にて永眠いたしました。兼ねてより、母を愛し慕って下さり、度重なる病や車椅子での日々をケアし援助して下さった皆様へ、心よりの深謝申し上げます」と報告した。

大黒の母親は「20年前に右脳出血による左半身麻痺をかかえ、更にはステージ4の小細胞肺癌および副腎癌を患い」闘病生活を続けていたという。「亡くなる数日前まで12月にある私のディナーライブに行くことを目指し、リハビリなど笑顔で元気に懸命に頑張っておりました」とも記している。

ただ、「季節の変わり目、膀胱炎から急性腎盂腎炎を起こし、高熱が出たことで大きな病院での検査と処置をするため待合室で待機している時に敗血症による呼吸困難となり突然の心肺停止。献身的な蘇生措置を行っていただきましたが、悲運にも目覚めることはありませんでした」。

また、「私が自身の病気で子宮全摘をした時は婦人病で長年悩んだ先輩として誰よりも勇気づけてくれ、離婚後も不器用な娘を独りぼっちにはできないからと、壮絶な癌治療にも自ら立ち向かってくれた、いつだって自分のことよりも家族や周りを大切にする『愛のひと』でした」。

最愛の母を亡くしたことで「母の笑顔見たさに今ある私のすべてを懸けて全力疾走してきた私は、この突然の喪失感と虚無の中、歌い出す気力がどうしても湧いてきません」というが、「まずは母が喜ぶような葬儀とお別れをし、父が待つ愛しい北海道、札幌、故郷に帰してあげることに邁進し、母の夢でもある大黒摩季として再び歩き出そうと思います」ともつづっている。

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