首里の街をギャラリーに♪ アートホッピング、15店舗で展示やライブ 11月末まで

 【那覇】沖縄県那覇市首里地域の店舗で美術の展示やライブをする「Art Hopping(アート・ホッピング)首里 vol.2」が、10月31日から11月末まで開催されている。中心となっているのは首里でジェラート店「首里乙羽」を営む東恩納朋子さん(47)。2019年の首里城火災とその後のコロナ禍で「首里の街が閑散としている」と感じ、「展覧会を開けない状況なら街をギャラリーにすればいい」と企画した。首里ゆかりのアーティストが参加している。

 昨年に続き2回目。首里城火災のあった10月31日に合わせて開催している。今年は約15店舗が参加。首里城を撮り続けている大城昌子さんの写真や、首里織作家でもある東恩納さんの作品などを展示している。

 7日はクラフトビール醸造所「ウォルフブロイ」で東恩納さんが首里織の特徴や自身の作品について説明した。首里乙羽では県立芸大大学院の佐藤ゆりさん(22)と大城可奈子さん(24)が来場者の似顔絵を描いた。東恩納さんは「アートを見て心を落ち着かせ、次に踏み出そうと思ってもらえたらうれしい」と語った。

 アートホッピング首里の情報はインスタグラムやフェイスブックで発信している。問い合わせは実行委員会のメールshurioppa2020@gmail.comまたは(電話)090(1347)1990。

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