国防分野の腐敗度、日本は韓国よりも政治制度面でリスク高く…国際機構調べ

世界各国の国防分野における腐敗程度を評価する国際機構の調査において、韓国はC等級と評価されたことが分かった。日本もC等級と判定されたが、政治や作戦分野では韓国より低いスコアとなった。

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国際透明性機構(TI)国防安全保障チームが85カ国国防機関の腐敗リスクを評価した「2020年政府国防清洲指数(Government Defense Integrity Index, GDI)」調査において、韓国が100点満点中59点、C等級となり、18位を占めたことが分かった。

同指数は、財務・作戦・人事・政治・調達など5つの主要腐敗リスク領域に対する制度的腐敗統制の存在・効果・施行などを評価したものである。

腐敗リスクが最も低いA等級国家は85点となったニュージーランドが唯一であり、それに次ぐB等級には英国・ノルウェー・ベルギー・ドイツなど8カ国が属した。

腐敗危険性が「普通」水準となるC等級には韓国をはじめ、日本・米国・スウェーデン・オーストラリアなどが含まれ、腐敗リスクが最も高い国としては5点のスーダンが挙げられた。

韓国は人事(79点)と政治(75点)領域でB等級(腐敗リスク低い)を受け、調達(62点)はC等級(腐敗リスク普通)と評価された。作戦(13点)領域は最下位等級であるF等級(腐敗非常に危険)という低評価であった。

一方で日本は、総合評価は韓国と同じC等級だったが、政治(65点)、作戦(8点)領域において韓国よりも低い評価を受けた。ただし財政(79点)と調達(69点)において韓国よりも高い評価を受けている。

国際透明性機関は「韓国の外部監査手続きは効率性が疑わしい」とし「公開競争が依然として制限され、内部告発が優先されず、軍事作戦は腐敗リスクに非常に脆弱だ」と評価した。

一方で「ほとんどの国は軍事作戦分野で低いスコアを受けた」とし、「作戦過程で起こりうる腐敗に対する保護を強化することは、今後の紛争地域の国際介入失敗と莫大な人的費用を防止する上で非常に重要だ」。と付け加えた。

ユ・ハンボム韓国透明性機構事務総長は「韓国は国防領域で防衛事業の不正など国民から多くの不信があったが、制度とシステムを整えて改善される方向に進んでいる」としながらも「機密とセキュリティを言い訳に必要な事案が公開」できない場合がまだ多いので、透明性と開放性を高めようと努力していくことが必要だ」と話した。

国際透明性機構は一方で日本について「日本の防衛分野では、汚職に対する制度的な回復力はそれほど高くない。堅牢で透明性の高い財務管理システム、比較的オープンな調達プロセス、人事に関する強力な腐敗防止基準により、これらの分野におけるリスクは低い。しかし、作戦上の汚職に対する保護措置は極めて弱く、また、ロビー活動に関する規制がないため、政策決定が損なわれている」と評価している。

この報道をみた韓国のネットユーザーからは、

「後ろから18位じゃないのか」

「情報はちゃんと提出したのか?スーダンやアフリカ諸国のちょっと上ぐらいが妥当だろ。国は在韓米軍様が守ってくれている」

「やってることを見れば18位より118位が妥当」

「ええっ⁉」

「2か月に1度は国民に謝罪する国防長官。それを見て見ぬふりをする文在寅大統領…」

などのコメントがネット掲示板に投稿されている。

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