ヨルダンがイラン女子サッカー代表GKの性別チェック要求で波紋 本人は「私は女性だ!」

女子サッカーで前代未聞の騒動が…(東スポWeb)

ヨルダンサッカー協会(JFA)はアジアサッカー連盟(AFC)に対し、9月25日に行われた女子アジアカップ予選で対戦したイラン選手の性別を検証するように求めた。

JFAの会長のアリ・アル・フセイン会長は14日、ツイッターにAFCに提出した書簡を公開。イランチームの性別チェックを求めるもので「JFAが提出した証拠と、この大会の重要性を考慮し、AFCに対し、独立した医療専門委員会による透明かつ明確な調査を開始し、問題の選手をはじめとする他の選手の適性を調査することを要請する。特に(イラン女子サッカーチームが)ジェンダーやドーピングの問題を抱えていることを考慮してほしい」と記されている。

問題の試合はPK戦に突入し、4―2でイランが勝利。2022年アジアカップの出場権を得た。ヨルダンメディア「ロヤ・ニュース」のよれば、疑惑の対象はPKをセーブしたイランの長身GKゾーレ・コウダエイで、同メディアには、髪を覆うスカーフを外した短髪の様子が載せられている。

しかしトルコ「カンフリエット」によると、コウダエイはこの抗議に反発。「私は女性だ。これはいじめです。JFAを訴える」と伝え、怒り心頭だという。AFCの対応に注目が集まる。

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