作家の乙武洋匡氏(44)が16日までにツイッターを更新。東京都が発表した教職員の処分について持論を述べた。
東京都は15日に都内の小学校に勤める20代の女性教員が性風俗店で働き、男性客と性行為を行っていたとして懲戒免職にしたと発表していた。具体的にはソープランドで働いていたという。
乙武氏はこの件を報じるニュースを引用し、「多くの人が指摘しているように『ソープランドだからNG』なのではなく、『無届の兼業がNG』」とツイートした。
とはいえ、それだけで懲戒免職になるものなのか。東京都教育委員会の担当者に懲戒免職となった理由を聞くと「『無届の兼業』がまず1つ。さらに、その内容が不適切で結果として『信用失墜』につながったということです。『信用失墜』とは教員の資質や適格性が欠如していると疑われるということです」と答えた。
ソープランドでの「一連の行為」(担当者)が信用失墜に当たるとし、売春防止法も加味されているという。どうやらソープランドで兼業というところも問題視されたようだ。
発表によると、女性教員は今年4月3日に店舗型風俗店で男性客と性行為を行うなどしたという。発覚の経緯は「教員が風俗店で働いていいのか」と匿名のメールが来たことだった。教育委員会は4月5日には本人への聞き取りを開始、本人が兼業を認めたという。
働いていたのは昨年2月からバレるまでの間。月に1回も出勤しないときもあれば、数回出勤するときもあるという不定期な形だったという。女性教員は1年契約の養護教諭、つまり保健室の先生だった。
もし兼業しているのがコンビニバイトだったらどうなのか。担当者は「個別に考えないと分からない」と話している。