見出しの付け方に挑戦 黒沢尻東小、新聞学ぶ出前授業

リードをよく読み見出しの表現を考える児童ら

 北上・黒沢尻東小(大沼英生校長、児童728人)は16日、北上市中野町の同校で岩手日報社の出前講座を受講した。6年生124人が、見出しの付け方やリードの書き方を学び、情報を分かりやすく発信する技術に理解を深めた。

 講座はキャリア教育と国語の授業の一環。同社の社員が講師を務めた。児童はリード(第1段落)を書く際のポイントとして「いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように」の基本情報を入れることや、伝えたい内容に応じ主語を選ぶ大切さを学んだ。

 「リードや見出しはニュースの要点をまとめたもの。伝えたいことを短い言葉で考えてみよう」などのアドバイスを受けながら、実際に見出しを付けるグループワークにも挑戦した。6年生は日本文化について学んでおり、今後、パンフレットを製作する予定。菊池葵さんは「大事なことから逆三角形に文章を書いたり、リードから見出しを考えるところをまねしたい」と話した。

 野寺(のでら)幸代教諭は「情報や自分の考えをまとめ、伝えることに新聞の技術を役立ててほしい」と期待した。

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