シクラメン鮮やか 都城農高生 栽培し販売

ビニールハウスでシクラメンを世話する都城農業高生

 都城農業高(萩原浩二校長、589人)で、農業科草花専攻生が育てるシクラメンが色とりどりの花を咲かせている。
 今年は赤、白、ピンクの単色系をはじめ複色系のサーモン、白い花びらの先でピンクが濃くなる移り紅など1500鉢を育てた。
 昨年12月に種をまき3回鉢替え。夏の長雨で成長が遅れたものの、丁寧な管理で例年並みに回復した。3年生13人は毎週午後の6コマを使いビニールハウスで実習。今は、花を鉢の中心に寄せて葉を外側に出し、余計な花芽を摘み取って見栄えをよくする葉組み作業を行っている。
 シクラメンはポインセチアとともに同校で月―金の午前9時~午後4時に販売している。内村一直(いちき)さん(17)は「コロナと天候不順で管理は大変だったがきれいな花が咲き、やりがいがある作業だった。ぜひ多くの人に買いに来てほしい」と話した。

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