いすゞ自動車(東京都)は17日、主要生産拠点の藤沢工場(藤沢市土棚)の内部を小学生に紹介する「バーチャル社会科見学会」の様子を報道陣に公開した。同市立大道小学校(同市朝日町)の5年生が、物流網を支えるトラックの製造工程を画面越しに学んだ。
同工場では1980年代から小学生の社会科見学を受け入れてきたが、新型コロナウイルス禍で中断している。しかし再開を望む声が多数寄せられたため、9月にオンラインの見学会を開始。隣接する企業博物館「いすゞプラザ」から映像を配信している。
この日は約110人の児童が教室から参加。小型トラック「エルフ」の生産ラインで、溶接作業や組み立ての流れを見学した。子どもたちからは「ロボットは何台使っているの?」といった質問があり、いすゞのスタッフが「何千という規模だよ」と教えていた。(武田 晃裕)