金正日総書記の故郷、「モデル都市」として変貌 今年中に完了する三池淵市建設プロジェクト

今年12月で逝去10年を迎える金正日総書記の故郷では大規模な開発事業が行われてきた。その工事が今年中に完了するという。朝鮮メディアが伝えた。

開発プロジェクトが進む三池淵市(C)朝鮮新報

金正日総書記は、朝鮮建国の父である金日成主席が抗日武装闘争を展開していた1942年、朝中国境に位置する白頭山の密営地で誕生した。

白頭山の麓に位置する三池淵市は、金正日総書記の故郷とされる。ここでは4年間にわたって都市全体を一新する建設プロジェクトが進められてきた。2017年、金正恩総書記が三池淵を訪れ、現地指導を行ったことが重要な契機となったとされる。

三池淵市を現地指導する金正恩総書記(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

11月16日発の朝鮮中央通信は、金正恩総書記が「三池淵市建設事業が完了することに関連して第3段階工事の状況を視察するために三池淵市を訪れた」と伝えた。

報道によると、第1、第2に続く第3段階の工事では「数千世帯の住宅と公共および生産用建物、教育施設、上下水道系統、道路と園林緑化、送電線系統を建設」した。

現地を訪れた金正恩総書記は、「山間地帯のモデル都市」をつくり上げた三池淵市建設の成果と経験と朝鮮労働党の地方建設政策に指針にすると述べたという。

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