岡田武史氏はオマーン撃破で勝ち点3も納得せず FW大迫にダメ出し

ダメ出しした岡田氏(東スポWeb)

元日本代表監督の岡田武史氏(65)がイレブンにダメ出しした。カタールW杯アジア最終予選B組の日本は16日(日本時間17日)、アウェーでオマーンに1―0で勝利し、W杯出場圏内となるグループ2位に浮上した。

同戦を中継したスポーツ動画配信王手「DAZN」でゲスト解説を務めた岡田氏は11日のベトナム戦と合わせアウェー2連戦を1―0と勝利したことに「ここを乗り越えたのは大きい」とし、来年1月に対戦する中国、サウジアラビアとのホーム2連戦で「(W杯が)だいぶ見えてくるんじゃないですか」と、7大会連続出場に手応えを感じていた。

敵地での勝ち点3は大きな収穫だが、試合内容は今ひとつ。岡田氏は試合中、低調なパフォーマンスが続いたことに「オマーンの緩い術中にはまっている」「大事な試合なのに勝たなきゃ行けないという緊張感が感じられない」「もっとリスクを犯してチャレンジしていかないと」「ボールへの詰めが甘い」などと苦言を呈していた。

中でも「ボールを取りにいくときの活気が少ない。もっとを気迫を出して。元気の良い選手が必要かもしれない」と指摘し「本当に勝ちにいくんだと、それを体現できる試合もある。大迫(勇也)なんか前線でボールを追い回している試合もあるのに…」と、大迫を名指しし、攻撃陣の姿勢を疑問視した。

森保ジャパンは2位に浮上したものの、ふがいない試合が続いており、今後の戦いで改善できるのだろうか。

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