中日の三ツ俣大樹内野手（２９）が１８日、ナゴヤ球場で契約更改交渉に臨み、５００万円増の年俸１２００万円（推定）でサインした。
プロ１１年目の今季は自己最多の５８試合に出場し、打率２割２分２厘、１本塁打、１１打点。チームトップの１３犠打をマークし、主に内野の控えとして活躍したが、京田、阿部が二軍落ちした際など３３試合にスタメン出場を果たした。
大幅アップを勝ち取り「京田や阿部さんの代わりに出たことを評価してもらった。今季は代打やバントだったり、けがもあったが、１年間通してやると決めたことはできた」と納得の表情を浮かべる。
現在、秋季キャンプは免除されているが、しっかり自身を追い込んでいる。「フリーでも戦いは始まっている。キャンプをやっている人もやっていない人も一緒。今はバンテリンドームでやったり、桂さんと一緒にグラウンドを借りてやっている。ノックを受けたり、ランニングをしたり、飛距離を出すためにロングティーをしたり、いろいろ自分で考えて取り組んでいる。２月１日（春季キャンプ）初日にどうやってアピールできるかが勝負。（秋季キャンプ初日の顔合わせで）立浪監督から『任せている』と一言だけ言われたが、大きな意味を持っていると思う」と語る。
立浪新監督に対しては「厳しい方だと思うが、ドラゴンズ公式のユーチューブで練習風景とかを見ると、やさしい中にも厳しさがある感じ。二遊間を守っていた方なので、いろんな話を聞きたい」と熱望する。
来季へ向けて「スタメンで出たいのは誰もが思うこと。途中から出たいとは絶対に思っていない。ただ、そこを目指してまずは頑張るが、その中でもチームの中の必要性だったり、役割がある。しっかり確率を上げながら『何でもやってやるぞ！』という気持ち。試合に出るために、チームが勝つためにやりたい」と意気込む。
今オフも広島・菊池涼と自主トレを行う予定で「菊池さんから『（今年は）もうちょっとやれたんじゃないか』と言われたし、それは僕自身も思っている。野球は特に内野手は守備からなので、まず守備の面でもっと菊池さんから学びたい」と貪欲な姿勢を見せている。
