広島・大瀬良がFA権を行使せずに残留「考えれば考えるほどカープに対する愛着が強くなった」

残留を決めた大瀬良大地(東スポWeb)

エースが決断した。広島の大瀬良大地投手(30)が18日、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せずに残留すると明言した。契約年数は3年で総額8億円程度と見られる。大瀬良は同日に会見を行い「考えれば考えるほどカープに対する愛着がどんどん強くなってきた」と話した。

長崎出身の大瀬良は長崎日大高、九州共立大をへて、2013年のドラフト会議では広島、ヤクルト、阪神の3球団から1位指名を受けた。抽選には広島は田村恵スカウト(45)が参加し「指名権確定」のクジを引き当てた。

残留決断の理由は「数えくれないぐらいたくさんある」とする。その上で「ドラフトで競合し抽選という形になり(田村)ケイさんが交渉権確定のくじを引いてくれた。そこからたくさんのご縁に恵まれて今までやってこられた。そういうご縁だったり、そういったものに背を向けることはできないなという思いもあった」と語った。

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