米国・AEWの「AEW DYNAMITE」が17日(日本時間18日)に行われ、新日本プロレスのNEVER無差別級王者・石井智宏(45)が初参戦。オレンジ・キャシディとの異色コンビで快勝を収めた。
13日(日本時間14日)の新日本サンノゼ大会でジェイ・ホワイトから王座奪回した石井はこの日、CHAOSと同盟関係にあるキャシディとタッグを結成。ザ・ブッチャー、ザ・ブレイド組と対戦した。
〝無気力ファイト〟でおなじみのキャシディが連携に参加せずにクレームをつける一幕もあったが、ファイトスタイルが正反対の2人は徐々にマッチしていく。ザ・ブッチャーにエルボーを連発すると、逆水平チョップとパンチのコンビネーションで攻勢に出た。
敵軍セコンドのマット・ハーディーが抗議に訪れるものの、石井はブッチャーにスキを与えずに投げ捨てジャーマンを発射する。メリケンサックを装着したザ・ブレイドの介入も、場外からロッキー・ロメロが阻止。場外のハーディとブレイドに対し、キャシディがプランチャを決めてお膳立てする。
キャシディがリング内にブレイドを投げ入れると、勝機と見た石井は強烈な首折り弾を発射。最後は垂直落下式ブレーンバスターで3カウントを奪ってみせた。
試合後のリング上ではキャシディから握手を求められ、石井も呼応。パートナーの腕をあげて場内にアピールし健闘を称えていた。