韓国産チャプチェが日本で通関拒否 残留農薬検出で厚労省が廃棄・回収命令 中国産玉ネギ使用

韓国で製造されたチェプチェ(韓国風総菜)が日本の税関で通関拒否にあっていたことが分かった。

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厚生労働省や韓国商品当局によると、中国産玉ねぎを使って韓国で製造されたチェプチェに関しては、日本の税関当局が検査をしたところ、基準値を超える残留農薬を検出されたという。違反日付は今年10月12日とされている。

中国産玉ねぎを使用して過熱後接種冷凍食品のチェプチェを製造し、日本に輸出したのは韓国食品大手「CJ第一製糖」であり、輸入元は同グループのCJ FOODS JAPAN株式会社となっている。

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今回摘発された残留農薬の種類はチアメトキサム(Thiamethoxam)であり、検出量は 0.05ppmと明らかにされた。同成分の基準値は0.02ppmとなっており、これを0.03ppm上回った形だ。

厚生労働省は、今回違反が確認されたチェプチェ製品に対して命令検査を発動した上で違反を摘発した。その後、廃棄・回収命令を下している。

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韓国食品当局である韓国農水産食品流通公社(KATI)は、この件について、「輸入産原料が今回のように日本検疫所によって既に命令検査の指定品目に指定されている場合、完成品は韓国で製造された場合でも命令検査を課す可能性があるため、事前確認が必要である」とし、「日本の検疫所では、普段から加工食品についても残留農薬モニタリング検査を行っており、注意が必要になる」と説明している。

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