立憲民主党代表選に立候補 西村智奈美(にしむら・ちなみ)氏の経歴・政策まとめ

立憲民主党代表選が2021年11月19日(金)に告示、11月30日(火)に投開票日を迎えます。本記事では、今回の代表選に立候補を表明した、党ジェンダー平等推進本部顧問で元厚生労働副大臣の西村智奈美(にしむら・ちなみ)氏を紹介します。

西村智奈美氏の経歴とは?

西村智奈美氏は、1967年生まれの54歳です。新潟大学法学部を卒業後、新潟大学院法学研究科(修士(法学))を経て、専修学校非常勤講師(国際関係概論、環日本海交流概論)を務めました。また、新潟大学環日本海研究会事務局員、環日本海学会創設準備委員会事務局員、新潟産業大学経済学部非常勤講師(政治学)、敬和学園大学国際文化学科非常勤講師(平和学)など様々な研究員や大学講師を経て、1999年の新潟県議会議員選挙新潟市選挙区から立候補し、初当選を果たします。2003年には、第43回衆議院議員総選挙に民主党公認で新潟1区から立候補し、初当選を果たした後は、外務大臣政務官や厚生労働副大臣を歴任してきました。

11月17日に西村智奈美氏が行った立憲民主党代表選への立候補表明会見

 西村氏は、17日国会内で記者会見を行い、正式に枝野幸男氏の代表辞任に伴う立憲民主党代表選に立候補することを表明しました。

 西村氏は、「多くの方から『この代表選挙に立候補してはどうか』とお声がけをいただき、私自身、この間さまざまなことを考えてきた。今回、私が先頭に立って党の運営にあたり、多様性のある立憲民主党として、多様性のある社会を目指す。そして新型コロナ感染下の中で、本当に多くの方が困難に直面しておられる。そういった方々に寄り添い、理不尽を減らしていく。そういう政治を実行していきたい。その思いでこの代表選挙に立候補することを決意した」と経緯を説明しています。

 また、17日の会見の時点では立候補に必要な推薦人20人を確保できていないものの、目処が見えている状態であると説明し、「この立候補表明を契機として、引き続き仲間の皆さんに推薦人になっていただけるように働きかけを行いながら、必ず立候補したいと考えている」と述べていましたが、18日に国会内で開いた会合で推薦人20人が確保できたことを確認し代表選に立候補することを決めました。

西村智奈美氏の政策は?

西村氏は自身のホームページなどで、主な政策としてLGBT法案の可決を提唱しています。西村氏は筆頭提出者となって「性的指向・性自認による差別解消法案」を国会に提出しており、超党派の議員連盟を通じて「LGBT法案」の可決を目指しています。

また、後期高齢医療の負担の在り方について、西村氏は病気の有無にかかわらず負担を分かち合う保険料賦課限度額(上限額)の引き上げを訴えており、具体的には年収(単身世帯の場合)が約900万以上の後期高齢者とする事を掲げています。

さらには、新型コロナ対策として、水際対策の強化やワクチン接種体制について国がハ発する情報の一元化、住民のワクチン接種予約支援、PCR検査およびゲノム解析の体制強化の為の具体策の提案、余ったワクチンの有効活用などを訴えています。

立憲民主党代表選・西村智奈美氏インタビュー「原点である『ボトムアップの政治』に立ち返る、私はその先頭に立ちたい」

選挙ドットコムでは西村智奈美氏にインタビューを行いました。

https://go2senkyo.com/articles/2021/11/26/64856.html

立憲民主党代表選・西村智奈美氏インタビュー「原点である『ボトムアップの政治』に立ち返る、私はその先頭に立ちたい」

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