ボージョレ風呂で乾杯! 箱根「ユネッサン」秋の風物詩

紅葉を眺めながらワインを乾杯する「ボージョレ・ヌーボー風呂」=箱根小涌園ユネッサン

 フランス産ワインの新酒「ボ─ジョレ・ヌ─ボ─」が解禁となった18日、温泉テ─マパ─ク「箱根小涌園ユネッサン」(神奈川県箱根町二ノ平)で恒例の「ボ─ジョレ・ヌ─ボ─風呂」が始まった。紅葉に染まった箱根の山々を眺めながら、湯煙とともに立ち上るワインの芳醇(ほうじゅん)な香りを楽しむことができる。23日まで。

 期間中、標高600メートルの絶景を見ることができる露天風呂がワインと同じルビ─色に。1日2回、ソムリエが本物のボ─ジョレを投入する。解禁日の18日限定で試飲会も行われ、水着姿の来園者が湯船につかりながらワインのフル─ティ─な味を堪能した。

 同園ホテルに務めるソムリエの桑島康成さんは「今年の出来も良く、フル─ティ─でフレッシュでボ─ジョレらしい味を楽しめる。(ボ─ジョレは)お祭りのようなものだから陽気な気分で楽しく飲んでほしい」と呼び掛ける。静岡県から夫婦でボ─ジョレを味わった女性(38)は「とても開放的な気分で、ワインも飲みやすくておいしい」と笑顔だった。

 問い合わせは同園電話0460(82)4126。

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