【RIZIN】ボビーの禊マッチは5分3Rから3分3Rに変更も自身の要求は否定「5分でも10分でもいい」

ボビー・オロゴン

格闘技イベント「RIZIN.32」(20日、沖縄アリーナ)で元プロレスラーの北村克哉(35)と激突するボビー・オロゴン(55)が、試合前のルール変更問題について自身の要求はなかったと主張した。

同戦は当初120キロ契約の5分3Rでルールが発表されていた。だがこの日になって「主催者および両選手サイドと話し合った結果」3分3Rへの変更が決定された。これについて北村は1ラウンドを3分にするのはボビー側が直前になって要求したものであり、5分2Rの折衷案も認められなかったと主張。「最初から言ってくれないとフェアじゃない」と突然のルール変更要求を糾弾していた。

しかしボビーは北村の発言を真っ向から否定する。「別に3分でやりたいと思ってないし。向こうがケンカを売ってくるんなら別に買いますよ。今から変えてもいいし」と再変更まで示唆し、不快感をあらわにした。

「3分あれば1試合終わると思ってるので。5分もいる? 3分で終わるものを。じゃあ今から5分に変えます。要求? するわけないじゃん。むしろ10分にしてくれって言いたいくらいですよ。男として言い訳の道を作るんじゃねえ。そうとしか聞こえない僕は。5分でやりたいなら受けて立ちますよ」と、ラウンドの時間へのこだわりはないと言い切った。

さらにボビーは「もともと3分の話しか僕、聞いてなかったので。それでやろうって話になって『自分は聞いてない』どうのこうの北村選手が言ってきたから。聞いてないってどういうこと? 5分のほうがやりやすいっていうのなら5分でいい。間をとって10分でもいいですよ」と、自身は3分3Rのルールしか聞いていなかったと証言。だとしたらなぜ最初の段階で5分3Rの発表になっていたのか不可解なことになる。

禊の一戦でワガママを押し通したと思われてしまうのはボビーとしてもマイナスでしかない。「北村さんが(5分3Rのほうが)やりやすいなら今からライジング(RIZIN)にお願いして。ボビーのルールにのっとってやるって言われた方が男らしくないと思うから。男としてそれ言い出すのは男らしくないなと。ムラキタ(北村)選手はケンカを売ってるんですよ。バラエティチームをバカにしてくるし、それだけでも腹立ってるから」と、最後まで怒り心頭。試合まであと2日と迫ったところで勃発したルール問題は、どのような決着を迎えるのか。

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