上越市中川市長 管理者就任で訓示 消防の在り方示す 上越地域消防事務組合

 上越地域消防事務組合の新たな管理者に就任した上越市の中川幹太市長は18日、同市藤野新田の同組合庁舎前で幹部職員に訓示、「過去の災害や教訓、歴史に学び、やるべきこと、やらなければならないことを的確に分析し、実行に移してほしい」と、市民の期待に応える消防の在り方を示した。

職員の服装や姿勢、携行品などの管理者点検を行う中川市長

 同消防事務組合は上越、妙高両市で構成し、1局4課6署2分遣所の組織体制。管理者は上越市長、副管理者は妙高市長と規約に定められている。

 中川市長は市長就任後、初めての来庁。池田聡消防局長から花束を手渡され、職員の出迎えを受けた。執務室を見学した後、整列した消防局長、各課課長、各署長ら57人を前に訓示した。

 中川市長は「上越地域の防災拠点として庁舎の機能を最大限活用し、いかなる災害にも対応できるよう訓練を積み重ね、地域防災の最前線で災害に挑む力強い消防を目指していただきたい」と述べた。自身も「市民に最大限の安心と安全を提供するという消防の使命達成のため、強い信念を持って全力で職務に取り組みたい」と決意した。

 この他、中川市長により消防活動に不可欠な、姿勢、服装、携行品等の規律が守られているかの管理者点検が行われた。

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