ソフトバンク・大竹 早大の先輩・和田に弟子入り志願「40歳でも空振り取れる直球学ぶ」

来季の飛躍を誓った大竹(東スポWeb)

ソフトバンクの大竹耕太郎投手(26)がオフに“和田塾”で学び来季の飛躍につなげることを誓った。

今季は開幕ローテ入りしながら1試合で二軍落ち。プロ入りしてから初の一軍未勝利と悔しいシーズンに終わった。そんな中で早大の大先輩で同じ左腕でもある和田毅投手(40)に自主トレへの参加を申し出た。「変わりたいという意識が強い。すごい人の下でやって自分も変わりたい。例年通りにやっていても例年通りだと思うので」と力を込めた。

右脇腹を痛めて秋季キャンプは不参加となったが順調に回復してきている。今オフは体づくりを継続したテーマにして来季に向かうつもりだ。練習量の多さで知られる和田の自主トレも含めて「よく食べて、よく動きたい」と話す。今季ファームではウエートトレーニングに積極的に取り組み、体重も登録抹消時の76キロから89キロにまで増えた。それに伴い、平均球速も5キロほどアップした。

4年目左腕が取り組んでいるのは球速とキレの両立。「力んで球速を上げるよりも勝手に出ているようなイメージで取り組みたい」と球速のさらなるアップを目指していく。

「困った時にストレートで勝負できる投球をしたい。そうなるともう少し球速も必要かなと思う。いま全力で投げて143キロとして、力を抜いて145キロ、力んで150キロを出せるようなイメージですかね。そのための筋力とかを持っていないといけないと思う」

和田は40歳になった今でも空振りを取れる直球が武器だ。「自分の中でこうなりたいという明確なものを持ち、和田さんに話をして意見をいただき、進めていきたい」と思いを口にした。

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