相模原の絵本作家・西村さん 親子3人の原画36点一堂に コロナ禍「楽しい時間になれば」

絵本「おとうさんといっしょに」の原画を前に「相模原が舞台となった絵本。懐かしい」と語る西村繁男さん=相模原市緑区

 相模原市緑区在住の絵本作家西村繁男さん・いまきみちさん夫妻と、娘のにしむらあつこさんの原画を集めた展覧会が28日まで、同区吉野の吉野宿ふじやで開かれている。新型コロナウイルス禍で絵本の魅力が改めて注目される中、西村さんは「大人も子どもも楽しめるのが絵本。見る人にとって楽しい時間になればうれしい」と話す。

 展覧会は市立博物館主催で、親子3人の原画36点を展示。西村さん・いまきさんが絵を担当し、同市中央区淵野辺が舞台となった「おとうさんといっしょに」や、にしむらさんの代表作「ゆうびんやさんのホネホネさん」などの原画が並ぶ。

 西村さんによると、3人の作品が一堂に会するのはまれという。会場には作品も多数そろい、自由に読むことができる。「当然だけど、絵本の描き方も制作手法も全く違う」と西村さん。

© 株式会社神奈川新聞社