流川3人死亡ビル火災 メイドカフェ側が飲食店運営会社を提訴

6年前、3人が死亡した中区の雑居ビル火災。

ビルに入っていたメイドカフェの運営会社が、火事を起こした飲食店の運営会社に対し損害賠償を求める訴えを起こしました。

2015年10月、中区流川町で雑居ビルが全焼し、メイド喫茶の従業員と客あわせて3人が死亡しました。

ビル一階の飲食店の元店長がゴキブリを駆除しようとアルコールスプレーをまき、ガスバーナーで炎を放ったことが火事につながったとして、

禁錮3年執行猶予5年の有罪判決が確定しています。

訴状によりますと、同じビルに入っていたメイドカフェの運営会社が、

「火事が原因で営業ができなくなったほか、他店舗も撤退せざるを得なくなった」などとして、

先月、元店長が働いていた飲食店の運営会社に対し、およそ4500万円の損害賠償を求めています。

訴状で、カフェの運営会社は、

「火災は元店長の重大な過失により発生したとはいえ、業務中の火災であり、

賠償の責任は飲食店の運営会社が負うものだ」と主張しています。

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