伊是名沖、20キロ大物アカジン

 11月5日、OPAフィッシングクラブの田原雄次さんは同クラブメンバー5人と伊是名沖に釣りに出掛けた。軽石の状況を見て午前7時に運天漁港を出港。1時間ほどで伊是名沖のポイントに到着し、まずは餌となるグルクンを釣った。しばらくは好調だったが、食い渋るようになった。その状況から大物が近くにいる第を予測した田原さん。早速釣ったグルクンを餌に大物仕掛けを下ろした。

 10時50分、海底から少し上げてアタリを待っていると、餌のグルクンが大物から逃げようと暴れているのが伝わった。竿が大きく締めこまれるのを待ってから、アワセを入れるとズッシリとした手応え。驚いた魚は海底に向かって逃げようと抵抗した。強烈な引きに耐えながら必死にリールを巻き、魚を底から引き上げることに成功。途中2回ほど大きく抵抗したが、魚に主導権を与えないよう強引にリールを巻いた。

 その引きから中型のアーラミーバイかと予測したが、数分後、海面を割って109.5センチ・20キロのクルバニーアカジンが浮いた。その後は前田いんめいさんが泳がせテンヤで3キロ前後のアカジンやムネアカクチビなどをコンスタントに釣り上げ、まずまずの釣果に恵まれ15時半にストップフィッシング。暗くなる前に軽石が迫る港に急いで帰港した。第一大盛丸(電話)090(4344)3777。

(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)

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